低温調理の技法を生かして手間は掛けずに時間を掛けた「自家製ハム」は、ピンク色の断面が食欲をそそるしっとりとやわらかい優しい味わいに仕上がっています。調味料に一晩漬け込んだ豚ももブロック肉を、極弱火で50分間じっくりとボイルするだけで、本格的なロースハムを簡単に作ることができます。
1ランクアップのコツ
・調味料をしっかりとしみ込ませた「豚ももブロック肉」を極弱火で沸騰させずにじっくりと煮込むことで、中までしっかりと火を入れながら固くならないレアな見た目と食感に仕上がる
ハムを自家製で作ることはハードルが高く感じられますが、実は燻製にしなくてもお肉を低温でじっくりとボイルすることで、鮮やかなピンク色の「自家製ハム」を作ることができます。優しい味わいはディナーの主役にも、パンに挟んでランチにも大活躍してくれます。
材料(1本)
ハム
豚ももブロック肉 1パック(400~500g)
グラニュー糖 おおさじ3
塩 おおさじ3
オリーブオイル 少々
水 50ml
アップルマスタードソース
りんご 1個
グラニュー糖 こさじ1
レモン汁 こさじ1
水 こさじ2
粒マスタード こさじ2
作り方
1 豚肉を調味料に漬け込む
豚ももブロック肉(400~500g)をポリ袋に入れ、グラニュー糖(おおさじ3)、塩(おおさじ3)を振り掛け、オリーブオイル(少々)を回し掛けたら、水(50ml)を加えます。袋の口を閉じて軽く揉み込み、冷蔵庫で半日~1日寝かせます。
※調味液が下になるので、時々向きを変えて肉全体に味を染み込ませます。
2 湯を沸かして豚肉を茹でる
大鍋に豚肉が十分浸かる水を張り、火に掛けます。沸騰する手前、泡が上がり始めたタイミングで豚肉を入れます。極弱火に落として、沸騰しないように気を付けながら45分間茹でていきます。
※フタをせずに茹でます。水が蒸発して豚肉が水面から出てくるようなら、途中で水を足します。
取り出して、ラップをして粗熱を取ります。
3 りんごを切る
りんご(1個)は八等分に切り、芯を取り皮を剥きます。1片を薄切りのいちょう切りにします。
4 りんごと調味料を火を入れる
小鍋に<3>のりんご、グラニュー糖(こさじ1)、レモン汁(こさじ1)、水(こさじ1)を入れて、弱火に掛けて水分があらかた飛ぶまで混ぜながら加熱します。
5 ミキサーで攪拌して粒マスタードと合わせる
<4>のりんごをハンドミキサーに掛けて粗く潰したら、器に取り出して粒マスタード(こさじ2)を加えて混ぜます。
6 豚肉を切って盛り付ける
豚肉をなるべく薄切りにして、<5>のアップルマスタードを添えて盛り付ければ完成です。
パンに野菜と一緒にはさんでマスタードを添えて、絶品のランチが出来上がりました。
料理に役立つ? ご参考情報
関連レシピ本のご紹介:
『おいしいもの好きが集まる店の 全部、自家製』(野々下 レイさん)
家庭でもできそうな絶品、イングリッシュパブ料理が紹介されています。
豚肉のゆで汁はとてもよい出汁がでているので、中華スープやコンソメスープ、ラーメンスープ作りに使えます。お勧めは「沖縄そば」のスープにすること。薄切りにしたハムもソーキ代わりに活用できます。
沖縄そばの作り方は「かつおだしの優しいスープ 細麺うどんで簡単に作れる「沖縄そば」 レシピ71」で紹介しています。
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