外はサクッ、中はホロッと崩れる軽快な生地が濃厚なチョコレートガナッシュとよく合う、トースターで作れる絶品「マカロン」です。「アーモンドプードル」を「片栗粉」「すりごま」で代用して作るのでとても経済的。「ひび割れない」「失敗しない」作り方のコツをご紹介します。
1ランクアップのコツ
・アーモンドプードルを使わず、「片栗粉」「すりごま」を使って本格的なマカロン生地を再現できる
コストも高く入手できるお店も限られるアーモンドプードルを使わずに、「片栗粉」と「すりごま」を合わせたベースで生地を作ることで、香ばしい香りとホロッとした食感を兼ね備えた「マカロン生地」をコスパよく再現することができます。
材料(10個)
生地
片栗粉 おおさじ3と1/3
すりごま おおさじ2/3
粉糖 おおさじ3
卵白 1個(中サイズ)
グラニュー糖 おおさじ3
ピュアココア おおさじ1
ガナッシュ
グラニュー糖 おおさじ1と1/2
水 こさじ2
卵黄 1個
マーガリン おおさじ2
ピュアココア おおさじ1と1/2
作り方
1 粉類を合わせる
ボールに片栗粉(おおさじ3と1/3)、すりごま(おおさじ2/3)、粉糖(大さじ3)を振るい入れます。
2 卵白を泡立てる
ボールに卵白(1個)とグラニュー糖(おおさじ1)を加えて、ハンドミキサーの泡立て器でよく泡立てます。しっかりと泡だったら、グラニュー糖(おおさじ2)を加えて、さらに念入りに泡立てます。しっかりと角が立ち、ボールを逆さにしても落ちて来ない状態にまで泡立てます。
※たまごが大きいと卵白も多くなり生地の水分量が多くなってしまうので、なるべく中サイズのものを選んでください。
3 粉類、ピュアココアを加える
<2>の卵白に、<1>の振るった粉類、ピュアココア(おおさじ1)を加えて、ゴムベラでしっかりと混ぜ合わせます。
※生地の油分が多いとひび割れの元となるので、油分の多いすりごま、ピュアココアは控えめな量に設定しています。
4 マカロナージュする
生地をゴムベラでボールの側面にこすりつけるようにして伸ばし、生地を滑らかにする「マカロナージュ」を行います。全体が滑らかになるまで、生地をゴムベラで撫でるように伸ばしていきます。
※やりすぎると生地がだれてしまって、生地を絞り出した時に留まらずに広がってしまうので、マカロナージュは控え目に行います。
5 生地を絞り出して乾燥させる
天板にクッキングシートを引きます。生地を絞り袋に入れて先をカットして、直径3cmの円形になるようにクッキングシートの上に絞り出します。
※生地が余っても、一度絞った生地の上にちょい足しで絞るのはNGです。表面が凸凹してひび割れの元になります。
30~60分、常温で乾燥させます。生地の頂点をさわった時に指にくっつかなくなる位が目安です。生地の水分量が少なめだと、時間をおいても頂点が“ちょん”と立ったままになることがありますが、その場合は指で押してあげて、表面を滑らかにします。
写真では絞った際の角が立ったままになっているので、指で押して平らにする。
6 トースターで生地を焼き上げる
トースター弱(500W)で10分間焼きます。ワット数に違いがあれば、適宜焼き時間を調整してください。6分経った所で、中心部にアルミホイルを被せて直火での焼きすぎや焦げを防ぎます。上面がひび割れてくるようであれば、6分経つ前にアルミホイルを被せます。粗熱が取れるまで、トースターの中で休ませてから取り出します。
7 ガナッシュ用の砂糖水を加熱する
小鍋にグラニュー糖(おおさじ1.5)、水(こさじ2)を加えて、水がぶくぶくするまで加熱します。
8 卵黄を泡立てガナッシュのベースを作る
ボールに卵黄(1個)を入れて、泡立て器で攪拌します。<7>の砂糖水を加えて、さらに攪拌します。
9 マーガリン、ピュアココアと合わせる
ボール(小)にマーガリン(おおさじ2)を取り、柔らかくなるようにスプーンで練ります。<8>の卵黄、ピュアココア(おおさじ1.5)を加えて、全体がよく混ざるように練り合わせます。
10 生地でガナッシュを挟む
<6>の生地を取り出し、クッキングペーパーから剥がします。生地を無理に引っ張ると表面が割れてしまうので、片手で生地を持って、もう片方の手でペーパーを剥がすようにするとスムーズです。<9>のガナッシュを生地の裏面にたっぷりと乗せて、もう1枚の生地で挟めば出来上がりです。
生地が厚くなりすぎて、コロンッとしたかわいい出来映えに。
料理に役立つ? ご参考情報
マカロンの大敵である「生地のひび割れ」。トライして失敗してしまい悩んでいる方も多いかと思います。試行錯誤した結果、ひび割れない為のポイントとしては以下が考えられますので、参考にしてください。
・粉の油分が多いとひび割れの原因になります。油分の多いすりごまやピュアココアは控えめに
・水分量が粉に対して多いとひび割れの原因になります。たまごは大きいサイズを使わないようにお気を付けください
・マカロナージュをやりすぎると生地がだれてしまい、絞った時に広がってしまいひび割れの原因にもなります
・乾燥時間が足りない、乾燥させ過ぎることもひび割れの原因になります。乾燥は生地を触った時に指にくっつかない程度で十分です
・トースタで焼く場合どうしても直火になってしまうので、焼きすぎないように時間を調整したり、アルミホイルを被せて調整をすることが重要です
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