イーストなし 小麦粉で作るふわふわ「アップルカスタード蒸しパン」 レシピ54

角切りのりんごとカスタードクリームを加えた、まるで仙台銘菓「萩の月」の様な贅沢な「蒸しパン」です。ベーキングパウダーを加えることでイーストなしで簡単に作れて、ふわふわでほんのりと甘い生地にしっとりとしたリンゴとクリームが合わさった、大人も満足できる一品です。

1ランクアップのコツ

・イーストを使わずに、ベーキングパウダーで膨らませることで簡単に作れる

パンは通常はイーストを使って膨らませますが、発酵の時間が掛かったり、温度管理に失敗して膨らまなかったりとハードルが高いのも事実です。

「蒸しパン」であれば、イーストを使わずにベーキングパウダーを使っても、十分に膨らみふわふわ食感に仕上がりますので、パン作り入門には最適です。味が単調になりがちな「蒸しパン」にりんごとカスタードクリームを加えてアレンジしました。

材料（6個）

カスタードクリーム

卵黄　　　　　　　　　　1個
グラニュー糖　　　　　　おおさじ2
薄力粉　　　　　　　　　おおさじ1
牛乳（濃いめ）　　　　　140ml
コーヒー用のクリーム　　1個
バニラエッセンス　　　　適量

りんごのコンポート

りんご　　　　　　　　　1/2個
グラニュー糖　　　　　　こさじ1と1/2
シナモンパウダー　　　　適量

生地

たまご　　　　　　　　　1個
グラニュー糖　　　　　　おおさじ4
牛乳（濃いめ）　　　　　50ml
薄力粉　　　　　　　　　100g
ベーキングパウダー　　　こさじ1
サラダ油　　　　　　　　おおさじ1

作り方

1 カスタードクリームのベースを合わせる

耐熱の器に卵黄（1個）、グラニュー糖（おおさじ2）を合わせて、泡だて器で混ぜ合わせます。薄力粉（おおさじ1）を加えて、粉っぽさがなくなるまでよく混ぜ合わせます。

2 ベースを牛乳で伸ばす

<1>のベースに牛乳（140ml）を加えます。最初は少しづつ加え、都度よく混ぜ合わせながら、ベースを完全に液体状にしていきます。最後にコクだしの為に、コーヒー用クリーム（1個）を加えます。

3 加熱してクリーム状にする

ラップをして、電子レンジ（600w）で1分40秒加熱します。取り出して軽く混ぜ合わせ、次に電子レンジ（600w）で50秒加熱します。バニラエッセンスを数滴加えて混ぜたら、粗熱を取って冷蔵庫で冷やします。

4 りんごをコンポート状にする

りんご（1/2個）のヘタを取り皮を剥いて、5mmの角切りにします。耐熱容器に入れて、グラニュー糖（こさじ1.5）、シナモンパウダー（適量）を振りかけて、電子レンジで1分加熱します。取り出したら軽く混ぜ合わせて、粗熱を取ります。

5 蒸しパンの生地を合わせる

ボールにたまご（1個）を割り入れ、グラニュー糖（おおさじ4）を加えてよく混ぜ合わせて、牛乳（50ml）を少しづつ加えながらよく混ぜ合わせます。薄力粉（100g）、ベーキングパウダー（こさじ1）を振るい入れて、ゴムベラでざっくりと混ぜ合わせます。生地をしっとりとさせる為にサラダ油（おおさじ1）を加えます。<4>のリンゴを加えて軽く混ぜ合わせます。

6 カップ型に流し込む

カップ型（6号）に、<5>の生地をスプーンですくってカップ底に行き渡るように入れます。<4>のカスタードクリームをスプーンですくって加えて、その上からさらに生地をカップの9割位まで入れます。
※カスタードクリームは半分程度余ります。

7 生地を蒸す

鍋に1.5cm程度水を張り、蒸し器をセットして生地を入れたカップを並べます。火に掛けて沸騰してから10分程度で出来上がりです。

蒸し立てを食べるとふわふわの食感、冷蔵庫で冷やすとりんごとクリームの水分が移って、しっとりとした食感が楽しめます。

料理に役立つ？ ご参考情報

生地だけでプレーンの蒸しパンを作っても十分においしいですし、フルーツやクリームを変化させると、色々なアレンジが楽しめます。